『家裁に来た人びと』
調査官と出会いとその後の物語
山田 博/監修, 家庭問題情報センター(FPIC)/編
非行や離婚問題をかかえて家裁を訪れた人々が、調査官との出会いや家裁の対応をどのように受け止め、立ち直っていったか。

本書は、その過程に流れるヒューマンな側面を少年や当事者の視点から描き出すもので、今日の家裁のあり方と調査官の役割に光を当てる作品。現職及び元調査官による心を打つ30編を収録する。


2002年12月4日発売!
四六版1500円+税

日本評論社 発行
<目次>
一会一期のこと 少年院からの手紙
パリに育つ黒い眼の子供たち どこか心の片隅に
藁の上からの養子 ほんとうの卒業式
A子に起きたこと 幸せをつかんだ二人のぐ犯少女
人の心が癒されるとき 一通のラブレター
私が出会ったどろかぶら 智江からの手紙
不安を乗り越えて 夫の暴力に苦しんだ妻の手紙
あるバレンタインデーの夜に 30年目の手紙
など30話


前最高裁長官山口繁氏推薦の言葉
少年や当事者から寄せられるその後の知らせに、家裁の持つヒューマンな一面と、家裁調査官の仕事の重さを痛感する。