親の離婚を子どもはどう受け止め、どのような影響を受けるのかについては、
当センターが平成16年度に実施した調査研究の報告書「離婚した親と子どもの声を聴く」で明らかにしました。
その概要は本誌第35号で紹介しましたが、親が離婚した子どもへの精神的支えとしての面会交流の部分の紹介が省略されていましたので、
本号では、この調査研究で明らかにされた「子どもの立場から見た面会交流」について紹介します。さらに、
現在、当センターで実施されている面会交流援助の実際場面における子どもたちについて、援助者はどのように感じているのかを紹介し、
ともすれば親同士の利害や駆け引きの道具となりやすい面会交流を、本来の権利者としての子どもの立場から考えてみたいと思います。
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